創業300年の歴史を持つ老舗旅館「白井屋」は、旧・宮内庁御用達旅館として、また森鴎外などの著名人にも愛され、格式ある宿として人気を集めてきました。
2008年に惜しまれつつ閉館した後は、6年半に渡る建物の改修と新棟建設を経て、2020年12月に新たなホテルとしてオープン。
開業からわずか1年の間に、イギリス・アメリカ・ドバイといった海外の賞を多数受賞している、世界が注目するホテルです。

設計は、2025年大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める注目の建築家・藤本壮介。ローレンス・ウィナー（アメリカ）、リアム・ギリック（イギリス）、杉本博司（日本）、宮島達男（日本）といった世界でも評価の高いアーティストによる“本物”の現代アート作品がホテル内外、あるいは客室などに飾られています。また、地元群馬を拠点に活躍するアーティストの作品も数多く見られます。

このホテルの特筆すべき点はまだあります。そのひとつが世界的に著名なクリエイター4名による、4部屋だけのスペシャルルームが用意されていること。デザイナーのジャスパー・モリソン（イギリス）、建築家のミケーレ・デ・ルッキ（イタリア）、現代美術作家のレアンドロ・エルリッヒ（アルゼンチン）、藤本壮介（日本）がデザインした世界に４つしかない特別な部屋に宿泊することも可能です。また、それ以外の各部屋にもそれぞれ違う個性的な現代アート作品が飾られ、部屋に案内された瞬間、新たな驚きと癒しに包まれます。

白井屋ホテルのデザインは「食」にも及び、驚きに満ちた食体験も魅力のひとつです。メインダイニング「the RESTAURANT」は、ミシュランガイド東京で2つ星を獲得した青山のフレンチレストラン「フロリレージュ」の川手寛康氏が監修。群馬出身の片山ひろシェフによる地元食材を駆使した上州キュイジーヌのアートな一皿とのマリアージュを楽しむことができます。施設内には、フィンランド式サウナ、茶室などのウェルネス施設や、オールデイダイニングとして、モーニングからディナーにいたるまで、シェフが地元食材を自由な発想でつくる洋食を提供する「ザ・ラウンジ」、「ブルーボトルコーヒー ⽩井屋カフェ」をはじめとしたカフェ、割田健一氏監修の「ザ・ベーカリー」、延命寺美也氏監修のフレッシュタルトの専門店「ザ・パティスリー」、週末限定オープンの「ザ・バー 真茶亭」もあり、充実したひと時を過ごすことができます。

白井屋ホテルがオープン一年目で受賞した主な賞
☆「2021 AD Great Design Hotel Award」（アメリカ）受賞　＊米国のインテリア雑誌Architectural Digestによる選定。
☆「National Geographic Traveller」誌（イギリス）が選ぶ世界のベストホテルのひとつに選定。
☆「Restaurant & Bar Design Awards」（イギリス）のshortlistに選出。＊世界でもっともクリエイティブで影響力のあるレストランとバーを選出する賞。
☆「International Travel Awards/The Best New Hotel in Japan 2021」(ドバイ) ＊世界の観光・旅行業界において優秀なパフォーマンスを称えるために創設された賞
☆ザ・パティスリーの「群馬県産採れたて苺のタルト」が「前橋おみやげグランプリ202１」のご褒美部門グランプリ受賞。